小型のフリードリッヒ•マウテ製

アールヌーボ時代の柱時計 (wc-059)

 

 

古いドイツ製フリードリッヒ・マウテのアンティーク柱時計です。

全高が66cmしかなく、通常サイズの掛け時計の5から6割程度しかありません。文字盤の中央や振り子、そしてふり幅をみるスケールのいずれも真鍮で造られています。

 

特に文字盤や振り子は植物や太陽のような自然をモチーフとしたデザインが見られ、アールヌーボーの影響を強く受けた時計であることが分かります。

 

ケースも平面の中に曲線を作る、ドイツ・オーストリアのアールヌーボーである所謂ユーゲントシュティルの面影を見ることが出来ます。サイズは言わずもがな風貌も愛嬌のある時計です。


時計のテーマ こぶりユーゲントシュティル


制作は機械の構造やケースの素材・デザインから1920年頃と推定されます。現状で機械はよく動作しています。音は毎正時と半に鳴ります。1週間巻き。

 

ケース素材はウォールナット。巻き鍵付き。アンティーク・ヴィンテージ品ですので使用や経年によるキズ・汚れ等がございます。